KITACOのアウターローターKITを装着しました。
とにかくサイズと重量が圧倒的に違う。
写真の左がKITACOで右がノーマル。重量は(写真中)ノーマルのローターは計り振りきって1060g(振りきってるので正確性は不明)。KITACOはおよそ4分の1の295g。こんなに軽くなってさらに直径も小さくなっててとっても画期的。
加工箇所は左クランクケースから配線を引きだす部分のゴムをノーマルの配線から丁寧にカッターで切り取って、バスコークで新しい配線にはめ込んでクランクケースに押し込んで接着。と、レギュレーターとレジスターを固定するプレートをアルミ板で作った(写真下)ことです。

エンジンかけてみた感想は、回転の立ち上がりが鋭く、落ち込みも鋭い。
走ってみた感想は、出足のとろとろ走りこそ苦手だが、加速感はかなり鋭い。いままでは4速で100km/hくらいでエンジン回転限界な感じだったのが、いっきにそれを越え、105km/hから110km/hのあたりをメーターが行ったり来たりというとこまでストレスなく回る。
そして、全域で振動が激減。乗ってて疲れない。怖くない。どこまでも回したくなる。
で、ここまでが凄いメリットですが、当然それなりに犠牲になっている部分もあるわけで、こんどはデメリットというかその他の特徴をあげると、まずはアイドリング時の発電量が少ない(これだけローターが小さいのですから当然?)。今まで通りのアイドリングの設定だと、ウインカーが点滅しない。この辺は説明書にも2000〜2500rpmのアイドリングを推奨しているので諦める必要があるでしょう。
あとは、エンブレが2スト並にしか効かないこと。これは自分としては好みの特性のため自分ではメリットですが、エンブレ多用する方には辛いでしょう。エンジンの消耗を考えれば、ある意味これはメリットでもあるんですが・・。その分ブレーキパッドは減りますが・・・。
もう一つは最高速に関して、5速の重いギアでは軽くなったエンジン回転の慣性が走行抵抗(風やタイヤの摩擦抵抗その他)に負けているようで平坦路では4速と変わらない結果に今のところなっています。

注)この走行フィーリングは、KITACOのローターは点火時期を遅角と進角それぞれ調整できるのですが、標準位置(真ん中)でのもので、キャブセッティングも今まで通りでのものです。プラグはかなり焼け過ぎの状態でしたので、もう少しMJを濃く出来るようです。

この組付けをしたのは13日だったのですが、14日に通勤の帰りにピックアップコイルのネジが緩んでピックアップコイルが脱落しエンジンがかからない状態に・・・。新たに組み付ける方は装着時に確実な締め付けを強くお薦めします。

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